物件情報を見ていると出てくる、不動産関連の専門用語。中にはちょっとわからないものもある。そんな人のために、用語解説を作りました。順次追加していく予定です。
石綿(せきめん・いしわた)のこと。
石綿の繊維を肺に吸入すると、肺がんや中皮腫の原因となることがわかり、1975年には吹き付け使用が禁止され、以後、段階的に使用の規制が強化 されて2006年には全面的に輸入・製造・使用等が禁止された。
1階建てもしくは2階建ての共同住宅で、建築構造が木造または軽量鉄骨構造のものを一般的に指している。
最近では2階建ての共同住宅であっても、重量鉄骨構造のものがあり、また外壁・内壁も軽量気泡コンクリートパネル等としているものもある。
このため、マンションとアパートの外観上・構造上の区別がつきにくくなってきている。
「Reinforced Concrete」の頭文字を取ったもの。
鉄筋コンクリート構造という意味である。
鉄筋とコンクリートによって、柱・小梁・大梁・スラブ・壁を造り、すべての部分を一体化した構造のこと。
鉄筋コンクリートの部材は、引っ張る力にも、圧縮する力にも強いので、地震に対する安全性が高い構造となる。
媒介契約の一つの類型。
一般媒介契約とは、次の1.および2.の特徴を持つ媒介契約のことである。
1.依頼者(すなわち売主等のこと)が「依頼した宅地建物取引業者」以外の「他の宅地建物取引業者」に重ねて媒介を依頼することが原則的に自由である。
2.依頼者自身が、自分の力で取引の相手を発見し、直接契約することが原則的に自由である。
独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。
区画された1個の土地を一筆の土地という。登記簿に記録される登記記録はとちについては一筆の土地ごとに編成され、地目、地積、地番等を表題部に記載している。
ドアを閉めると自動的にロックする錠。外部より開けるときは鍵または暗証番号を使う。
カードの磁気暗証番号を読み取り、旋錠、開錠ができる。
マンションやアパートを賃貸する際の費用の1つ。公共スペースの機能や形態を保持するために必要な費用、たとえば光熱費や清掃作業などにあてられる。共益費という場合もある。
鉄骨構造の一つ。
軽量鉄骨構造とは、次のような特徴を持つ鉄骨構造である。
1.軽量鉄骨を柱・梁として使用する。
2.ブレース(brace:留め具)で柱・梁を対角線につなぐことにより、水平方向の外力に対抗できる構造をつくる。
3.木質系パネル・軽量気泡コンクリートパネル・窯業系パネルなどで壁・床を構成する。
一般住宅やアパートに使用されることが多い。
通信ケーブルによってテレビ番組を各家庭へ送るサービスをいう。
建築物の地震、台風、火災などに対する安全性を確保するための法律。
建築物の敷地、構造、設備および用途に関する基準を定めている。
建築面積を敷地面積で割った値のこと。
例えば、敷地面積が100平方メートル、その敷地上にある住宅の建築面積が50平方メートルならば、この住宅の建ぺい率は50%ということになる。
建物の賃貸借契約を更新する際に、借主から貸主に対して支払われる金銭をいう。
土地・家屋・償却資産に対して課される物税。基本的には、市町村が所有者に課する地方税。
建物等の定着物が無く、且つ使用収益を制約する権利(地上権など)が付着していない土地。
すでに市街地を形成している区域およびおおむね 10年以内に優先的かつ計画的に市街化をはかるべき区域
住宅地、商業地、工業地などの市街化区域の周辺部にあり、市街化を抑制する区域。
賃貸契約を締結する際には発生する。賃料不払いや部屋の破損の損害賠償といった担保機能が含まれる。従って、賃借人に落ち度がなければ、明け渡し時に返還される。
宅地または建物の売買または交換の媒介の契約(媒介契約)であって、媒介の依頼者が他の宅地建物取引業者に重ねて売買または交換の媒介または代理を依頼することを禁ずる媒介契約をいう。
この契約の有効期間は、3月を超えることができないとされている(契約期間の更新は可能)。
宅地または建物の売買または交換の媒介の契約(媒介契約)のうち、専任媒介契約であって、かつ依頼者は、依頼した宅地建物取引業者が探索した相手方以外の者と売買等の契約を締結することができない旨の特約が付いた契約をいう。
つまり、依頼者は取引の相手方を自分で発見しても、媒介を依頼した宅地建物取引業者の媒介なしには契約できないことになる。
尺貫法による面積の単位。一辺が6尺(1間)の正方形の面積のことで、メートル法でいえば、1坪=約3.3平方メートルとなる。また1坪は2畳に相当する。
債権を保全するために、債務者(または物上保証人)が、その所有する不動産に設定する担保権のこと。債務者(または物上保証人)がその不動産の使用収益を継続できる点が不動産質と異なっている。
債権が弁済されない場合には、債権者は抵当権に基づいて、担保である不動産を競売に付して、その競売の代金を自己の債権の弁済にあてることができる。
鉄骨造、S造とも。
柱と梁を「鉄骨」で作り、壁・床に「木質系パネル」「軽量気泡コンクリートパネル」「窯業系パネル」など使用した構造のこと。
良好な都市環境の整備と保全を目的とする法律。
建築物の建ぺい率や容積率など。計画的な街作りをする方法と、それを行う場所を定めている。
宅地や建物の売買・交換等の仲介を宅建業者に依頼すること。媒介契約は一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約の3つに大別される。
一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。
建物の主要な部分を木材とした建築構造のこと。
木造の工法は、大きく分けて「在来工法」「伝統工法」「枠組壁工法」に分類されている。
延べ面積を敷地面積で割った値のこと。
例えば、敷地面積が100平方メートル、その敷地上にある住宅の延べ面積が90平方メートルならば、この住宅の容積率は90%ということになる。
都市計画法により、都市の環境保全や利便の増進のために、地域における建物の用途に一定の制限を行う地域。
建物の賃貸借契約を新規に締結する際に、借主から貸主に対して、契約締結の謝礼として支払われる金銭。将来契約が終了し、退去する際にも、借主に返還されない。